【めまいでお辞儀ができない】

 

60代男性。

 

主訴、めまい。

 

立位、座位に関わらず、「前屈」すなわち、お辞儀をすると「めまい」が起こり倒れそうになる。

 

接客業なのに、お辞儀はもちろん、頭を下げる姿勢ができず、日常生活で諸々困っているとのこと。

 

 

触診したところ、首周辺の筋肉群に複数の圧痛、硬結を認めました。

 

首の筋肉を緩め、百会と三陰交に刺鍼、帝陸穴(足母指にある村上流の奇穴)に灸を施したところ、指の末梢1/2の発赤を確認しました。その後、頚椎を矯正。

 

 

施術後、すぐに「前屈」を試みてもらいました。

 

「ん?あれ?フラフラしない!」

 

と言い、不思議がる患者さん。

 

術後説明をして治療を終了しました。

 

「何週間も不安でした。本当に助かりました!」

 

と深々とお辞儀(前屈)をして、お帰りになりました。

 

もうすっかり大丈夫そうです。