「魔女の一撃」と言われる「ぎっくり腰」。
皆さんも、一度は経験しているかもしれませんね。
■「ぎっくり腰」になったら安静にするの?
■無理にでも動かした方が良いの?
■温めるの? 冷やすの?
■すぐに病院に行くべきなの?
よく質問を受けるので、もし治療家の私自身が「ぎっくり腰」になったら、どうするかをお伝えしたいと思います。
「ぎっくり腰」といっても、実は色々な種類があるのですが、今回は何の前触れもなく、一瞬で「魔女の一撃」を食らったケースでお話します。
例えば、自宅の玄関で靴を履き、立ち上がろうとした時に「ぎくっ!」となった場合。
私なら、まずその場で倒れこみます。
無理に立ったり、座ったりせず、とにかく倒れる。
そして、全身の力を可能な限り緩めます。脱力に徹します。
痛くなければどんな格好でも構いませんので、とにかく倒れこみます。
最低10分間は、じっとしています。
次に、出来るだけ痛みを避けるように移動します。
その場に居続けることはできませんので、移動を試みます。
「まだ無理かも」と思ったら、もうしばらく動かずにいます。
立てるようなら立ちますが、四つん這いでも、ほふく前進でも、とにかく可能な限り痛みを避けるよう移動します。
近くに人がいれば、肩を借りても良いかもしれません。
移動したら、「横向き」に寝ます。
仰向け、うつむせではなく、横向きに寝ます。右でも左でも構いません。
ポイントは、膝を曲げて、両膝の間にクッションや座布団などを挟むこと。
通常、どんな格好よりも楽なはずです。
そのまま最低30分間、できれば1時間以上は、じっと動きません。
おそらく、この段階でようやく「冷静さ」を取り戻すと思います。
私なら、キャンセル出来そうな予定は全てキャンセルして、着替えもせずにそのまま数時間は横になっていると思います。
可能な限り、腰に負荷をかけないことに徹します。
トイレに行くなど止むを得ず動く場合は、動いたついでに風呂にお湯を張ります。
湯船の中でやることですが、ふくらはぎを揉んでください。
腰を痛めた場合、ふくらはぎの筋肉が硬くなっていますし、実は腰痛に効くツボが、たくさん点在しています。
素人の方はツボが分からないと思いますので、とにかく揉んでみてください。当たらずも遠からずで、必ず効きます。
食事は、あるもので済ませるか、デリバリーにして、鎮痛剤(市販品で良い)を飲んで、また寝ます。
翌日、評判の良い整形外科、整骨院、鍼灸院などに行くと良いと思います。
移動の際には、いつも使っているベルトをきつめに締めると、意外に動くことが出来ますので試してみてください。
★ポイント!★
■まずは倒れこむ
■痛みを避けながら移動する
■両膝にクッションを挟み横向きで寝る
■湯船に浸かり足(ふくらはぎ)を揉む
■当日は安静保持。翌日、治療に向かう
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