【足の捻挫で、もう旅行に行けない】

 

70代、女性。旅行好きな主婦。

 

4ヶ月前に自宅の階段で滑り、右足首を捻挫。

 

整形外科にてレントゲン写真を撮り、「骨に異常はない」と言われ、湿布のみいただいて帰る。

 

「1週間」しても荷重がかけられないので、今度は近くの整骨院に行き、テーピング固定をしてもらい、多少歩きやすくなる。

 

負傷から「1ヶ月」しても足関節に痛みがあり、歩きにくいので、再び整形外科を受診するも、前回同様に湿布を渡されるのみ。

 

負傷から「4ヶ月」、「病院、整骨院、鍼灸院」など数軒通うも、まともに歩けず「跛行」のまま。

「これが一生続くのか」と不安で、夜も眠れなくなり、「大好きな旅行も行けなくなった」と涙が出る時もあったと言う。

 

知人の紹介で、当研究室へ。

 

 

【初回】

 

頚椎の歪みによって、右荷重となっていたので、頚椎矯正。

 

右足関節には、5センチほどのテープを1枚貼り、初回の治療を終了。

 

【2回目】

 

明らかに歩き方が良いので、症状を尋ねると

 

「先生、私もう走れました!」

 

「え???」

 

「ここに来る前、横断歩道の信号が変わりそうだったから走りました」

 

「痛くないんですか?」

 

「全く痛くありません」

 

「…では、今日は、どこを治療しましょうか?」

 

「どこでも良いです!先生のいいようにしてください」

 

「えーっと…」

 

健康増進のための全身治療を施し、足関節については、経過良好につき治癒としました。

 

今回は、足ばかりに注目せず、身体全体を俯瞰した治療が、うまくいったようです。