【時間との勝負!突発性難聴】

 

「突発性難聴」とは、簡単に説明すると、主たる原因が不明で、耳鳴りとともに徐々に聴力を失っていく怖い病気です。

 

最近、経過が良好であった症例があるので、ご紹介します。

 

20代女性、ネイリスト。

 

3日前から携帯電話での通話が聞き取りにくくなり、耳鼻咽喉科を受診。

 

低音を中心に左耳の聴力が低下していた。

 

診断は、突発性難聴。

 

薬を一週間分もらい、その後、経過が良くなければ、ステロイド系の点滴をする旨を告げられる。

 

 

首と肩の異常な凝りで、たまたま当研究室を予約していました。

 

まさか、難聴を診てもらう事になるとは思っていなかったようです。

 

まだ発症3日目なので、大いに見込みがあると考え、治療開始。

 

ひと通りの凝りに対する施術、プラス難聴に効きやすい完骨穴と耳門穴(左のみ)に鍼を響かせました。

 

翌日、患者さんからメールが届き、、、

 

「先生!検査で聴力が戻っています。鍼が効いたみたいです。すごい!」

 

耳だけでなく、首や肩の凝りを同時に治療したことが、功を奏したようです。

 

突発性難聴は、発症後、時間との勝負になります。

 

鍼灸療法は、病院での投薬治療を続けながら施術ができるので、万一の時は、お近くの評判の良い鍼灸院へ「迅速に」問い合わせてみることをお勧めします。