「首」と聞くと肩こりを思い浮かべる方が多いかもしれません
首が凝る。
肩が張る。
頭痛がする。
一般的に首の不調というと、このような症状をイメージされる方が多いと思います。
しかし実際には、
など、一見すると首とは関係なさそうな症状を抱えている方も少なくありません。
私は35年の臨床経験の中で、このような方々を数多く見てきました。
そして、多くの方に共通していたのが「首の状態」でした。
首は脳と身体をつなぐ重要な場所です
首には、
など、多くの重要な組織が集中しています。
私たちは日常生活の中で、
などの影響を受けながら生活しています。
その結果、首や肩周囲の筋肉が緊張した状態が続いている方も少なくありません。
首の緊張は身体全体に影響を及ぼすことがあります
例えば、首周囲の筋肉が強く緊張すると、
などの変化が起こることがあります。
すると、肩こりや頭痛だけでなく、
といった症状につながる場合もあります。
もちろん、すべての症状が首だけで説明できるわけではありません。
しかし、首の状態が身体全体に影響を与えているケースは少なくないと私は考えています。
医療分野でも研究が進められています
首と全身症状の関連については、医療分野でも研究が行われています。
例えば、東京脳神経アカデミー(旧東京脳神経センター)では、
「頚性神経筋症候群(Cervical Neuro-Muscular Syndrome)」
という概念のもと、首の筋肉の異常と、
などとの関連について研究が進められています。
現在もさまざまな議論が続いていますが、首と全身状態の関係に注目する考え方は、決して特殊なものではありません。
私が首に注目するようになった理由
私は長年、さまざまな身体の不調と向き合ってきました。
肩こりや腰痛だけではありません。
めまい、不眠、慢性的な疲労感、動悸、自律神経の不調など、一見すると原因が分かりにくい症状で悩む方も数多く診てきました。
当初は痛みのある場所を中心に施術を行っていました。
しかし、症状のある部位だけを施術しても、時間が経つと再び不調が現れる方が少なくありませんでした。
そこで私は、「なぜ同じ症状を繰り返してしまうのだろう」という疑問を持つようになりました。
身体を部分ではなく全体として見るようになった
症状が出ている場所だけを見るのではなく、身体全体のバランスを観察するようになると、多くの方に共通する特徴が見えてきました。
それが首の状態です。
首は頭を支えるだけでなく、脳と身体をつなぐ重要な場所でもあります。
姿勢や筋肉の緊張の影響を受けやすく、全身のバランスとも深く関係しています。
私は長年の臨床経験の中で、首の状態が改善すると、肩や腰だけでなく、全身の動きや身体の使い方まで変化する方を数多く経験してきました。
首の状態は全身に影響を及ぼすことがあります
例えば首の動きが悪くなると、身体は無意識にその影響を補おうとします。
すると、肩、背中、腰、股関節、膝などにも負担がかかりやすくなります。
また首周囲の筋肉が過度に緊張すると、疲労感や睡眠の質の低下など、身体全体の不調につながる場合もあります。
もちろん全ての不調が首だけで説明できるわけではありません。
しかし私は、身体全体を整えるためには首の状態を確認することが欠かせないと考えています。
医療分野でも研究が進められています
首と全身症状との関連については、医療分野でも研究が進められています。
東京脳神経アカデミー(旧東京脳神経センター)では、頚性神経筋症候群という概念のもと、首の筋肉の異常と「頭痛、めまい、不眠、慢性疲労、自律神経症状」などとの関連が研究されています。
私自身も長年の臨床経験の中で、首の状態と全身の不調には無視できない関係があると感じています。
不調には理由があります
身体の不調は突然現れるわけではありません。
長年の姿勢習慣
身体の使い方
疲労の蓄積
ストレス
生活環境
さまざまな要因が積み重なって現れます。
私はその中でも、首の状態は見逃してはいけない重要なポイントだと考えています。
病院の検査では異常が見つからなくても、身体は何らかのサインを出していることがあります。
もし長く続く不調で悩んでいるのであれば、首を含めた身体全体の状態に目を向けてみることも大切ではないでしょうか。